噂を信じちゃいけないよ
こんばんは、みか月屋です。
このブログ記事を何本かお読みの方はとっくにお気づきかと思いますが、
私、相当スポーツ(観戦)好きなんです。
特に野球。
今、カナダでU-18の世界大会やってること、ご存知でしょうか。
時差が13時間なので、日本時間の深夜とか早朝に試合をやってまして、
今は便利な時代で、インターネットで無料で試合が見られるんです。
おかげさまで私の睡眠リズムはガッタガタです。ありがとうございます。
さて、そんなふうに眠い目をこすりながらU-18の試合を見続けて
感じたことを書きたいと思います。
早実の清宮選手について。
清宮選手は、子どもの頃から注目されてきた選手で、
ものすごいホームランをいっぱい打つスラッガーなのです。
早稲田実業に入学してからは、毎回試合に出るたび、打席に立つ度に
ホームランを期待されて、その期待に応えてきた選手です。
今年が高校3年生で、でも都大会の決勝で惜しくも敗れて、甲子園には
行くことができませんでした。(ちなみに早実に勝った東海大菅生は
甲子園ベスト4でした。)
正直に言いましょう。
私は清宮くんのことがあまり好きではありませんでした。
まず、私のタイプではない。
(※野球選手としてのタイプの話。私は足が速くて守備が上手くて
バントも上手い、U-18でいうと藤原くん、小園くんみたいな選手がタイプです。
藤原、小園の1,2番コンビ、ほんとワクワクします。
しかも2人とも2年生!来年のアジア大会でもぜひ見たい!・・・)
そして、「ちょっと騒がれすぎじゃない?」「天狗になってるんじゃない?」と
勝手に思ってました。
清宮くんは、U-18チームのキャプテンになりました。
「天才型の選手に、短期間招集チームのキャプテンなんかできるの?」
と思ってました。
清宮くん、ごめん。
清宮くんは、素晴らしいキャプテンでした。
何が素晴らしいかというと、試合中、ベンチにいるときや守備についているとき、
いつも声を出しているんです。
国際大会は、日本で使っているバットやボールの種類と違うものを使っていて、
清宮くんはなかなかホームランが打てませんでした。
でも、そんなときでも自分から声を出す。
みなさん。
たとえば自店の売上がめちゃくちゃ悪くて、本部の会議に呼ばれて、
そこで「いまうちの会社は××がだめです!もっと○○していきましょう!」なんて
声を大にして言えますか?
言えませんよね?「いやまず自分の店何とかしろよ」って思われるのが
怖くて恥ずかしくて気まずくて、「会議早く終わんないかな~」って気配を殺して
時間が過ぎるのを待つのが関の山じゃないですか?
そこで、自分を敢えて切り離して、全体のことを言う。
自分のことは自分でもちろん努力しながら。
でも自分の結果が出てなくても、全体のことを言う。
もうひとつ。
自店がうまくいっていないときに、会社の問題点を考える視点を持てますか?
目の前の問題でいっぱいいっぱい、組織の問題点を考える余裕なんてない…。
清宮くんは、そうじゃなかったんですね。
チームのことを考えて率先して行動しながら、
自分のことも考えて行動して、大会ホームラン2本という結果を出している。
国際大会って、日本での試合と違って鳴り物がないから、
選手の声が本当よく聞こえるんです。
だから分かる。清宮くんは本当に声を出し続けてる。
どの試合もずっと。(ほぼ全試合見てますからー!)
「行動」を「継続」している人は、信頼できる。
メディアを通して植え付けられたイメージや噂で人を判断しては
いけないな、と改めて思った次第です。
スタッフをはじめ、人を見るときも同じですね。
周囲の評判よりも、あなた自身の目と耳で、その人がどういう人なのかを
感じてくださいね。
あ、カナダ戦始まりますので、この辺で失礼します。
(最近更新が多い理由も察していただけましたでしょうか!)