20代の女性店長&マネージャーを応援するブログ

現役マネージャーによる、店長お悩み相談室。悩める新人店長さんはもちろん、マネージャーさんや若き管理職さんのヒントになりそうな記事をUPします。

暮らしマネジメント お金編

こんばんは、mikaccoです。

 

おそるおそる書いたこちらの記事ですが、意外と好評いただいているようですので、調子に乗って暮らしマネジメント第2弾を書きたいと思います。 

mikazukiya.hatenablog.com

 

 

今回はお金編。

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お金は大事ですよ!

「全然考えてないよ~」という方は、頑張って働いて得たお金を活かせるよう、ぜひ次のお休みに見直す時間を取ってみてくださいね。

 

 

お金について考えるうえでの大原則。

 

 

毎月の収支はプラスにするようコントロールする

 

 

これは何があっても死守してください。何のために働いているか分からなくなります。(お店が赤字=なんのために営業してるの?ってなるのと同じ!)毎月の赤字をボーナスで埋める…なんてもっての他です。20代独身というのは使い時でもありますが、貯め時でもあります。効果的なお金の使い方をするためにも、毎月の収支はプラスに!

 

 

収支をプラスにするにはこんな視点でチェックを。

 

①収入の10%~20%は貯金・積み立て投資をする

はい、お給料が出たら強制的に貯金です。ひとまずどのくらい貯金したらよいの?というのは人によって考えが様々ですが、「働かなくても半年~1年暮らせる金額」とか「年齢×100万」とかいろいろ目安があるので自分なりに考えてみてください。

貯金がある程度たまったら、NISAとかiDeCoとかありますから、調べてチャレンジしてみるとよいです。(NISAは手軽だし、すぐに始めても損はありません。iDeCoはデメリットもあるので良く考えてから入ることをおすすめします。)

 

投資については、勝間和代さんの『 お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~ (光文社新書) 』がいちばん参考になりました。私はSBI証券で実践中。一時期マイナスでしたが、今は結構プラスになりました。ドルコスト平均法最強。

 

 

 

 あと、こんなことをやっている会社もあります。 『投資は「きれいごと」で成功する――「あたたかい金融」で日本一をとった鎌倉投信の非常識な投資のルール』。 理念に共感して毎月積み立てをしています。儲けることは考えていませんでしたが、収支はとても良いです!

 

 

 投資は若いうちから始めたほうが絶対によいので、今20代の方は羨ましいです(本気で)。他にも株、FX、仮想通貨、不動産といろいろあるので、興味のある人はきちんと勉強したうえで手を出してみると良いと思いますよ。(勉強しないでお金を出すのは「ギャンブル」。リスクとリターンを理解したうえで「投資」しましょう)

 

②固定費を把握する

固定費=家賃、水道光熱費、携帯料金、保険料など、毎月必ずかかるお金。

1人暮らしの場合、家賃が割合としていちばん大きいはず。家賃は手取り収入の25%に収まるくらいが良いです。安ければ安いほど良いです(実家最強)。許容範囲30%ですが、30%だと結構きつい。

ただし、「帰ってきて安らげる家」「元気に一日を始められる家」であることが大大前提。周囲がうるさいとか、防犯面で不安があるとか、通勤に時間がかかりすぎる場合は引っ越しも検討しましょう。(私は「広さ」を犠牲にして、「立地」と「水廻りのきれいさ」を取りました)

 

あと、保険。保険は人生で2番目に高い買い物と言われます(1番は住宅)。よーくよーく考えて入るか入らないか決めてください。1年でいくら払うのか、10年、20年でいくら払うのか。それに見合う保証だと自分で納得できるのか。「誕生日すぎたら保険料あがるから」と慌てて入らないで。

 

変動費は予算をたてる

 収入ー貯蓄(投資)-固定費で残ったお金が変動費になります。食費、服飾費、雑費など。料理得意な方はお弁当作るとマジお金貯まりますよ。(無理な方は諦めて別のコストを削ればいいと思います。)服飾費は特にアパレルの店長さんはお仕事柄、けっこうかかってしまうと思うのですが、今の時代、シーズン終わったらメルカリで売ればいいんじゃないですかね!(会社のルール的にダメかな……?)

 

服飾費は、「月間」ではなくて「年間」で予算立てたほうがうまくいくと思います。月の予算立てで服飾費を出して、×12カ月で年間の予算を出す。そこからシーズンとアイテムでマトリクスつくって、何月に何買うか決めるやり方です。

夏:冬で4:6くらい(冬物のほうが高い)にする。で、おすすめは「何も買わない月」を作ること。一旦買い物を止めることで、ほしいものに対する感度が上がります。

 

 

ここで、ひとつ重要なおすすめをしておきます。

収入の10%~20%は、自己投資に使いましょう。内容は、

A「アンテナを張る」投資

B「経験する」投資

C「得意分野を磨く(or不得意分野を克服する)」投資 がオススメです。

 

Aは、新聞を取る、有料メルマガを購読する、本を買って読む、オーディオブックを聴く、等。

Bは興味のあるセミナーに参加する、オンラインサアロンに参加してみる、興味がある地域に旅行をしてみる、新しい趣味を始めてみる、等。

Cは、語学を学ぶ、会計を学ぶ、現在の職業と親和性のある分野について専門学校に通ってみる、等。美容に興味がある人なら、全身脱毛する、歯列矯正をする、とかもよいかもしれません。お金について学ぶ、というのもものすごくコスパのよい投資ですよね!

何しろ、10年後の自分に投資するよりも、今の自分に投資するほうが投資効率は良いわけですから、どんどん自己投資しましょう。

 

あと、自己投資として時には「節目」となるお金を使う を意識してみてください。

私の節目は「パリとヘルシンキに一人旅をしたこと」でした。5泊7日で飛行機とホテル代で25万円くらい。滞在中の交通費や飲食代、アクティビティ、お土産代などで5万円くらい。当時のほぼ月給でしたが、ものっすごく楽しかったし、海外一人旅できた!という自信にもなったし、自分が普段過ごしている世界ってすごく狭いんだな~ということが実感できました。

 もちろん、行くと決めてからは英会話を(NHKラジオで)必死で勉強したし、現地の地理や歴史も勉強したし、現地通貨に両替するから為替もチェックしたし、多方面にアンテナを張るようになりました。帰ってからも、現地で見たり聞いたりしたことに興味が出て、図書館でそのことについて調べたりもしました。

直接ではないけれど、私の判断軸のひとつに旅行中の感覚が加わったことは確実で、今でも良いお金の使い方をしたなぁ~と思っています。 

 

 ④ミニマムライフコストを出してみる

①~③を集計して、1か月の収支計画を完成させます。Excelで作ってもいいし、マネーフォワードなどのアプリで作るのもよいでしょう。

そのうえで、「自分は1か月いくらあれば暮らしていけるのか」を把握しましょう。これは貯蓄額を決めるうえでひとつの判断基準になります。貯金はやっぱりミニマムライフコスト×1年分くらいはあったほうが安心かな、と個人的には思います。

今働いている会社が本当に嫌で嫌で辞めないと死んじゃう・・・!となったとき、1年働かなくて暮らせる貯金があれば、死ぬ前に辞められますよね。

 

 

 

こんなことを考えていると、お金を無頓着に使わなくなります。

お金を意識的に使う、という意味で気づきの多かった本をご紹介します。

 

美しく生きる女(ひと)のお金の作法 ささやかな26の習慣で、お金が貯まりだす

美しく生きる女(ひと)のお金の作法 ささやかな26の習慣で、お金が貯まりだす

 

 

 

 ⑤収入を上げる方法を考える

長期的にはこれですよね。注意点としては、「残業して給料を上げる」は意味がありません。むしろ「定時で帰る」ことを目標にするほうが収入UPにつながる可能性が高いです。「時間当たりの生産性」が高まるから。(というか店長=管理職だから残業代出ない人も多いですよね・・・?)

今の会社でキャリアアップする、専門スキルを磨いて転職(or独立)、副収入を得る…。収入を上げる方法を考える=キャリアを考える=人生を考える、ということですので、大いに考えてください。

ただし、①~④が身についていないと、稼いだ分使ってしまって結局手元に残らない…となりかねませんので、まずは①~④を見直し、自己投資しながら⑤の方向性を決める、というのがおすすめです。

 

 

お金の話は現在進行形で考えたり実践していることがあるので、ある程度形になった段階でまた書きたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!