20代の女性店長&マネージャーを応援するブログ

現役マネージャーによる、店長お悩み相談室。悩める新人店長さんはもちろん、マネージャーさんや若き管理職さんのヒントになりそうな記事をUPします。

店長を経験することの貴重さ

こんばんは、みか月屋です。

 

店長のみなさん。

店長という仕事の貴重さを噛みしめていますか?

 

どういう意味で「貴重」かというと、

あなたの人生においての貴重さです。

 

まず、店長は、徹底的に人に関わります。

お客様、スタッフ、本部、御取引先様(仕入れ先、ディベロッパー…)・・・。

自分より若い人、年上の人、新人、ベテラン、やる気のある人、ない人。

様々な人と、自分が「主体となって」関わることができる。

 

人を尊重すること、人の良い面を見つけて伸ばすこと、

人に感謝すること、人に言いにくいこともきちんと伝えられること、

自分より出来る人を活かしてチームで仕事をすること。

身に付けてしまえば、どんな環境でも食べることに困ることはないでしょう。

「店長の悩みの9割は人間関係」ですが、悩むだけの価値はあります。

 

そして、もうひとつ徹底的に関わることが、数字です。

店長は、毎日数字を見て様々な判断をします。

1日、1週間、1か月、四半期、半期、年間。

売上、経費、損益の構造も、はじめは座学で勉強するでしょうが、

定期的に数字を見ていれば、そのうちに肌感覚が身についていきます。

その肌感覚は、「まっとうな社会人感覚」です。

 

私は、現在アパレルとはまったく違うのですが、

「モノを売る」という意味では同じ仕事をしています。

きちんとした会社で、社員もきちんとした人たちばかりです。

そんな環境ですが、数字を読み間違える同僚がとても多いことにびっくりします。

 

毎日の売上が10万円のお店なら、

1か月の売上はざっくり300万円くらいですよね。

これを間違える店長はいません。

でも、平気で「30万」とか「3000万」とか言う社会人が

世の中にはたくさんいるのです。

 

あなたが月商300万円のお店の店長ならば、

「300万円の経営の規模を知っている」ということになります。

何人スタッフがいて、お客様が何人くらいくれば

300万円の売上が出せるのか。

そのとき経費は何にどれくらい使って、いくら利益が出るのか。

 

店長が、一生店長でいることはあまりないでしょう。

社内で「出世」して営業部長になる、商品企画に携わる、人事部で新卒採用をやる、

広報にいく、出店開発をやる、

もしくは独立して自分の店を出し、経営者になりたいという人もいるでしょう。

あるいは私のように、転職して別の道を選択する人もたくさんいると思います。

 

それでも、店長時代に身に付けた、社会人としての「基礎力」は

今でも毎日役に立っています。