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みか月屋のブログ

元アパレル店長による、店長お悩み相談室。悩める新人店長さんたちのヒントになれば幸いと、ちまちま更新中。お悩みコメントお気軽にどうぞ。

どんな店にしたい? その2後編

どんな店にしたい?その2後編です。(読んでいない方は前編からどうぞ)

 

 

引継ぎを受けて、着任して、私が最初にスタッフにお願いしたこと。

当たり前のことを、当たり前にやりましょう、ということ。

 

ゴミ落ちてたら拾う。売場に商品出てなかったら出す。

みたいな、当たり前のことを、当たり前にやろうよ!という分かりやすいことしか

言いませんでした。

 

もう、取り敢えず目に見えるところから、がしがし改善していこうと。

そう、今回の店の裏テーマは「可視化」です。

 

もう一つ言い続けたことがあって、それは「一番になりましょう」ということ。

「ダメ店舗」と見られることって、辛いことだと思うんですよ。

着任して、例のごとく全員と面談をして、「この店、もっと良くなるな」という

確信がありました。ぶっちゃけて言ってしまうと、

実力もない、人としての優しさもない店長の元で、何とかお店を良くしようと頑張ってきた人たち、だったんですね。

でも、やり方が分からない。

 

だから、お客様目線で見ておかしいところはすぐ直そう、

客の基準、売り場の基準は分からない人にはトレーニングします、

キャリアアップしたい人はこちらもそのつもりで仕事任せます(教えます)、という

ことをひとつひとつ当たり前に、しかもスピーディにやっていきました。

 

最初に成果が出たのは売場。

各会社、いろいろ報奨制度があると思うのですが、

その中の売場関連の賞を、着任して1か月でいただくことができました。

 

これは、すっごく分かりやすい仕組みを作りました。

学生が多いということを先述しましたが、だいたい18:00くらいに

出勤してくるので、バックヤードで朝礼をするんですね。

その時に、「今日品出しして帰る分の在庫」を並べて見せてました。

「今日はこれ全部出したら帰れます」と笑。

まさしく可視化。それはもう皆、テキパキ動きます。

というか、「ゴールが見えてるマラソン」だから、達成感もあるんです。

(「ゴールが見えない指示」って、最悪ですよ~。)

 

売場の陳列の基準も、1スパン見本を作って、「はい、これと同じようにお願いします」

っていうと、説得力ありますよね。これも可視化。

(いきがってたアルバイトの男の子が、「やべー店長うめー」って焦るのとか快感でした笑)

 

売場が落ち着いてきますと、少し手が空いてくるので、

その次は育成。

育成するときはトレーナー教育から!という話は書きましたが、

もう一つ重要なことに、「予告する」「ちゃんと時間をとる(予告したとおり

トレーニングする)」ということがあります。

「育成計画」と「ワークスケジュール」を連動させましょう、ということです。

 

「今日時間があいたからやろっか!」

「今日忙しいからやっぱ無理!」

 

どっちもダメダメです。

 

まず、予告することで、トレーニー(育成される人)の心の準備ができます。

なんなら、ちょっと予習しておこうかな・・とちょっと時間が空いたときに、

その業務ができる人に話を聞いたり、マニュアルを読んだりするようになります。

 

だって、新しいこと教えてもらえるのって、うれしくないですか?

(しかもお給料貰って!)

育成するよって言われたスタッフは、期待されてるということだから

モチベーションも上がりますよね?

(というかそういう方向に仕向けるのが店長の仕事だ!)

 

だから、「忙しいからやっぱ無理」がダメな理由は・・・わかりますよね。

上げたモチベーションを地に叩き落す行為です。

 

 ということをやっていった結果、どうなったかと言いますと、

着任してから半年で、売上も上がり、売場も報奨の常連になり、新入社員を迎え入れる

(=安定していて教育に専念できる店舗ということ)までになりました。

 

昇格者も何名か出して、私自身も良い評価をいただいてお給料が上がって。

売上が上がる=お客様にも満足していただき、

ディベロッパーさんに支払う賃料も増えたのでディベロッパーさんも喜び、

スタッフも出来ることが増えて、達成感も味わって、お給料も増えて、

皆がHAPPYな結果となりました。

 

「一番優先順位の高いこと」を「誰にでもわかるように」「伝え続けた」という

ことがここで上手くいった要因だと 思っています。

あともうひとつ、「組織を作った」ということがあるのですが、

めちゃくちゃ長くなりそうなので、その話はまた別の機会に。