20代の女性店長&マネージャーを応援するブログ

現役マネージャーによる、店長お悩み相談室。悩める新人店長さんはもちろん、マネージャーさんや若き管理職さんのヒントになりそうな記事をUPします。

全力で勝負する

こんばんは、みか月屋です。

 

私、本日とある国家資格を受験してまいりました。

そこでの自分の心理状態が面白かったので、

皆さまにお伝えしたいと思います。

 

初めに、なぜこの資格を取ろうと思ったのか?

現在自分がやっている仕事の周辺の業務に必要な資格で、

勉強することで幅が広がると思ったからです。

また、会社がお金を出してくれて、講座を取らせてもらえるということで、

このチャンスにやってみよう、と思ったからです。

 

資格の勉強を始めたのは今年の4月。

合格者の標準学習時間は200~300時間と言われている試験なので、

学習期間を約半年間、ざっくり180日とすると、

1日1時間+αの学習が必要という資格です。

 

わりとまじめに頑張りました。

お昼休みに喫茶店で問題集を解いたり、

休みの前日はマックが閉まるまでそこで勉強したり、

お休みの日は図書館で缶詰になったりしました。

仕事も調整しながら、某専門学校の講座も一度も休まず出席しました。

 

そして今日の試験日を迎えたのですが・・・。

試験前、めちゃくちゃ緊張しました!

 

資格試験いくつか受けましたが、筆記で緊張したことって

あまりなかったんです。

でも、今回はすごく緊張しました。会場についてから2回も

トイレにいってしまうくらい笑。

 

なんでかな~と考えると、やっぱり「受かりたい」という欲があったから

だと思います。

全力で頑張ったからこそ、夢をかなえたい、目標を達成したいという

気持ちが「緊張」となって表れたのだなぁ~と。

これは「欲」と言い換えてもよいと思うのですが、

こういう「欲」を大人になってから持つ機会は、案外少ないのでは

ないかと思います。

 

直前期は、部屋もお肌もボロボロになりますが(笑)、

やり切った後はすがすがしさを感じることができます。

 

「形になるところまで」「全力で勝負する」。

私のここ数年のテーマでもあるのですが、

なかなか面白いです。

 

ちなみに、自己採点は合格ラインを上回っていましたので、

おそらく今年の勝負は「形になるところまで」頑張れたのではないかと思います^^

(と言っても合格発表までドキドキですが…)

 

さあ今年残りの2か月半、そして2018年は

何に挑戦しようかな~^^

噂を信じちゃいけないよ

こんばんは、みか月屋です。

 

このブログ記事を何本かお読みの方はとっくにお気づきかと思いますが、

私、相当スポーツ(観戦)好きなんです。

特に野球。

 

今、カナダでU-18の世界大会やってること、ご存知でしょうか。

時差が13時間なので、日本時間の深夜とか早朝に試合をやってまして、

今は便利な時代で、インターネットで無料で試合が見られるんです。

おかげさまで私の睡眠リズムはガッタガタです。ありがとうございます。

 

さて、そんなふうに眠い目をこすりながらU-18の試合を見続けて

感じたことを書きたいと思います。

 

早実の清宮選手について。

清宮選手は、子どもの頃から注目されてきた選手で、

ものすごいホームランをいっぱい打つスラッガーなのです。

早稲田実業に入学してからは、毎回試合に出るたび、打席に立つ度に

ホームランを期待されて、その期待に応えてきた選手です。

 

今年が高校3年生で、でも都大会の決勝で惜しくも敗れて、甲子園には

行くことができませんでした。(ちなみに早実に勝った東海大菅生

甲子園ベスト4でした。)

 

正直に言いましょう。

私は清宮くんのことがあまり好きではありませんでした。

まず、私のタイプではない。

(※野球選手としてのタイプの話。私は足が速くて守備が上手くて

バントも上手い、U-18でいうと藤原くん、小園くんみたいな選手がタイプです。

藤原、小園の1,2番コンビ、ほんとワクワクします。

しかも2人とも2年生!来年のアジア大会でもぜひ見たい!・・・)

 

そして、「ちょっと騒がれすぎじゃない?」「天狗になってるんじゃない?」と

勝手に思ってました。

 

清宮くんは、U-18チームのキャプテンになりました。

「天才型の選手に、短期間招集チームのキャプテンなんかできるの?」

と思ってました。

 

清宮くん、ごめん。

 

清宮くんは、素晴らしいキャプテンでした。

何が素晴らしいかというと、試合中、ベンチにいるときや守備についているとき、

いつも声を出しているんです。

 

国際大会は、日本で使っているバットやボールの種類と違うものを使っていて、

清宮くんはなかなかホームランが打てませんでした。

でも、そんなときでも自分から声を出す。

 

みなさん。

たとえば自店の売上がめちゃくちゃ悪くて、本部の会議に呼ばれて、

そこで「いまうちの会社は××がだめです!もっと○○していきましょう!」なんて

声を大にして言えますか?

言えませんよね?「いやまず自分の店何とかしろよ」って思われるのが

怖くて恥ずかしくて気まずくて、「会議早く終わんないかな~」って気配を殺して

時間が過ぎるのを待つのが関の山じゃないですか?

 

そこで、自分を敢えて切り離して、全体のことを言う。

自分のことは自分でもちろん努力しながら。

でも自分の結果が出てなくても、全体のことを言う。

 

もうひとつ。

自店がうまくいっていないときに、会社の問題点を考える視点を持てますか?

目の前の問題でいっぱいいっぱい、組織の問題点を考える余裕なんてない…。

 

清宮くんは、そうじゃなかったんですね。

チームのことを考えて率先して行動しながら、

自分のことも考えて行動して、大会ホームラン2本という結果を出している。

 

国際大会って、日本での試合と違って鳴り物がないから、

選手の声が本当よく聞こえるんです。

だから分かる。清宮くんは本当に声を出し続けてる。

どの試合もずっと。(ほぼ全試合見てますからー!)

「行動」を「継続」している人は、信頼できる。

 

メディアを通して植え付けられたイメージや噂で人を判断しては

いけないな、と改めて思った次第です。

 

スタッフをはじめ、人を見るときも同じですね。

周囲の評判よりも、あなた自身の目と耳で、その人がどういう人なのかを

感じてくださいね。

 

あ、カナダ戦始まりますので、この辺で失礼します。

(最近更新が多い理由も察していただけましたでしょうか!)

「みんな言ってます」をどう受け止めるか

こんばんは、みか月屋です。

 

やる気があって気の強いスタッフから一度は言われたことがあるであろう、

「みんな言ってます」

 

皆さま、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

(あ、この後には、だいたいお店とか店長とかの不満が続きます。)

 

 

社会人たるもの、「事実」と「推測」と「感情」を分けて上司に話すことは

基本中の基本。

しかし、この基本を身に付けられないまま育ってしまった方も、

少なからずいます。

 

まず、このときの「みんな」はいいとこ2,3割、多くて4割くらいの

ことを指します。

発言者と仲がいいスタッフと、たまたま休憩中に愚痴が盛り上がって

そのテンションのまま店長の元へ来る、みたいな。

内容が何であれ、重く受け止めすぎず、冷静に下記のことを試してみてください。

 

※ちなみに、ここで「みんなって誰よ?」と聞いてはいけません(笑)。

それは空中戦の始まりです。(「みんなはみんなです。●●さんとか××さんとか・・・

(だいたいこれで打ち止め))

貴方が悪くなくても、「店長全然話聞いてくれない!」と要らぬ反感を買うだけです。

 

 

店長たるもの、余裕が大事です。

 

まずは、「そうか、伝えてくれてありがとう」と感謝を伝えます。

敢えて店長に苦言を言ってくるスタッフは、基本的にはやる気がある、

正義感(それが的を射ているかどうかは別として)溢れるスタッフなことが多いと思います。

まず、「この人は私の意見に耳を傾けてくれる!」と思ってもらうことが

第一段階。

 

 

第二段階で情報の整理。

・「××という問題が発生しているんですね(事実の確認。)」

・「それについて、○○さんは「具体的に」どんなことで困っていますか?(事実の確認)」

・「○○さんは、どう思いましたか?(感情の確認)」

 

基本的に、「推測」というのは不正確な情報なので、スポットを当てないほうがよいです。

それよりは、「起きている事実」にスポットを当てて話をすること。

そして、女性は「事実」の話だけをしても収まらないことが多いので(笑)、

必ず「感情」も吐き出させること。

共感できる部分があれば、「そうか、それは大変だったね」という労いの言葉をかけ、

共感出来ない場合でも、「そうか、○○さんはそういうふうに感じたんだね」と

相手の言葉を受け止めてあげてください。

 

第三段階で、

・「○○さんは、どういうふうに変えたら良いと思う?(意見の確認)」

・「例えば△△というふうに改善していけるんじゃないかと思うけど、どう思う?(改善案の提案、それに対する意見の確認)」

・「今すぐできることとしたら、□□すること、すぐにはできないけど、××頃までに☆☆をするのはどうだろう?」(短期、長期の改善策の提示)

・「私は、××という理由で、○○と思うけど、私の意見に対してはどう思う?」

(店長の意見の提示)

 

第一段階が出来ない店長はダメ店長。

人間を磨きましょう。そして、早番でスタッフが一人も来なかったら・・・と想像して

スタッフがいなければ自分は店長が出来ないことを再認識しましょう。

 

第二段階が出来ない店長はコミュニケーションと論理的思考力を磨きましょう。

情報を引き出しながら、「事実」と「推測」を分けて整理していく力が必要です。

 

そして、第三段階こそ店長の真価が問われる場面です。

自分の中に、しっかりとした「原理原則」を確立することです。

店長の気分や感情ではなく、だれが聞いても納得感のある「原理原則」をもとに

判断している、と思って貰う必要があります。

 

そのためには勉強あるのみ、日々鍛錬あるのみ、なのですが…

すべての業務やルールの「目的」「理由」を説明することができますか?

たとえば、レジを打つスタッフに、レジ業務をどのように説明しますか?

 

私は、「レジは、リレーで言えばアンカーです」と説明していました。

社内には、商品を企画する人、工場で生産する人、お店まで運んでくれる人、

品出しする人・・・・がいて、最後の最後でお客様に代金を支払っていただいて、

初めて「お金」になります。

そして、その「お金」で、すべての人たちのお給料が支払われて、お店の家賃も払えて、

毎日ここでお店をオープンすることができています、と。

お客様にとっても、最後に通るところがレジなので、お店の印象をレジが決めます。

どんなに売場の接客が良くても、レジでお金を間違えたり、くしゃくしゃな商品を渡してしまったらすべてが水の泡です。

貴方はまだ新人さんだけど、これだけ大事な仕事をあなたに任せたいんです。

 

まあ、これは本音であり建て前でもありますが、こんなことを言っていました。

 

(真の本音としては、レジがいちばん「ルーティン業務の割合が高いこと」

「営業する以上必ず発生する業務であること(レジができないと1人で任せられない)」

「イレギュラーが発生する確率」が低いこと、

トラブルがあった際に責任者がすぐに気づいて対応できること・・・

から新人スタッフ向けの業務なので、よっぽどのことが無い限り、新人さんは

レジスタートです)

 

話が壮大にそれましたが、「レジ業務」という一つの業務にこれだけ語れるように

なることで、様々な場面に応じて、適した回答をすることができるわけです。

 

あと、「みんな言ってます」発言が出てくるときは、

店長がスタッフ一人ひとりの話をちゃんと聞けてないことが多いです。

ひとつのバロメーターと捉えて、一人ひとりと個人面談してもいいと思います。

そして、なるべくコミュニケーションを早く正常化させて、

「みんなが」ではなくて、「私、こう思うんです」と言えるように「育てる」ことが

スタッフのためでもあります。

事実を元に、感情的にならずに、上司に提案ができる社会人を育てるという

ことですからね。

店長を経験することの貴重さ

こんばんは、みか月屋です。

 

店長のみなさん。

店長という仕事の貴重さを噛みしめていますか?

 

どういう意味で「貴重」かというと、

あなたの人生においての貴重さです。

 

まず、店長は、徹底的に人に関わります。

お客様、スタッフ、本部、御取引先様(仕入れ先、ディベロッパー…)・・・。

自分より若い人、年上の人、新人、ベテラン、やる気のある人、ない人。

様々な人と、自分が「主体となって」関わることができる。

 

人を尊重すること、人の良い面を見つけて伸ばすこと、

人に感謝すること、人に言いにくいこともきちんと伝えられること、

自分より出来る人を活かしてチームで仕事をすること。

身に付けてしまえば、どんな環境でも食べることに困ることはないでしょう。

「店長の悩みの9割は人間関係」ですが、悩むだけの価値はあります。

 

そして、もうひとつ徹底的に関わることが、数字です。

店長は、毎日数字を見て様々な判断をします。

1日、1週間、1か月、四半期、半期、年間。

売上、経費、損益の構造も、はじめは座学で勉強するでしょうが、

定期的に数字を見ていれば、そのうちに肌感覚が身についていきます。

その肌感覚は、「まっとうな社会人感覚」です。

 

私は、現在アパレルとはまったく違うのですが、

「モノを売る」という意味では同じ仕事をしています。

きちんとした会社で、社員もきちんとした人たちばかりです。

そんな環境ですが、数字を読み間違える同僚がとても多いことにびっくりします。

 

毎日の売上が10万円のお店なら、

1か月の売上はざっくり300万円くらいですよね。

これを間違える店長はいません。

でも、平気で「30万」とか「3000万」とか言う社会人が

世の中にはたくさんいるのです。

 

あなたが月商300万円のお店の店長ならば、

「300万円の経営の規模を知っている」ということになります。

何人スタッフがいて、お客様が何人くらいくれば

300万円の売上が出せるのか。

そのとき経費は何にどれくらい使って、いくら利益が出るのか。

 

店長が、一生店長でいることはあまりないでしょう。

社内で「出世」して営業部長になる、商品企画に携わる、人事部で新卒採用をやる、

広報にいく、出店開発をやる、

もしくは独立して自分の店を出し、経営者になりたいという人もいるでしょう。

あるいは私のように、転職して別の道を選択する人もたくさんいると思います。

 

それでも、店長時代に身に付けた、社会人としての「基礎力」は

今でも毎日役に立っています。

 

循環させる

こんばんは、みか月屋です。

 

思い立って、デザインを変えてみました。

そして、カテゴリーを作ってみました。

記事が増えてきて、読みづらいなぁ、と自ら思ったもので笑。

少しは見やすくなったでしょうか?

 

さて、今日は「循環」について。

 

小売業というものは、在庫を仕入れて、売場に並べて、レジを通って1回転。

何回転させられるかが勝負、という商売ですよね。

循環させることで儲けが出る。

 

小売が好き、販売が好き、という人はじっとしているのが苦手な人が多く、

だからこそ合っているということでしょう。

 

どうやって売上を取るか?ということは、

どうやって在庫を回転させるか?を考えることでもあります。

(その日売って終わりではなく、次の日売ることも考えるから、

在庫の発注をしたり、品出しの計画を立てるわけですよね。)

 

忙しい時ほどこの計画の精度が重要になりまして、

精度が悪いと売場がどんどん崩れ、スタッフが疲弊していきます(!)

 「売る」「仕入れる」「出す」…の循環を考えられるようになると、

日々の仕事がスムーズになりますよ。

 

一人一役、全員主役

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暑い日が続きますね。

 

8月は父の田舎に帰省し、のんびりしてきました。

 

今日は高校野球の決勝戦がありましたね。

埼玉の花咲徳栄 対 広島の広陵 の対戦でした。

どちらが勝っても初優勝というこの試合、結果は14対4で花咲徳栄高校の勝利でした。

 

今日は、惜しくも準優勝となった広陵高校の監督、中井監督について書きたいと思います。

 

高校野球に詳しくない方のために簡単に広陵高校野球部についてご説明しておきますと、

・創部100年を超える伝統校で、部員100名超

・甲子園常連校。プロ野球選手も多数輩出

・プロのスカウトが注目する「中村くん」がいる

  ・中村くんは大会ホームラン記録を塗り替えたすごい打者

  ・足も速い

  ・キャッチャーで強肩

  ・イケメン

 

普通なら、中村くんのワンマンチームになりそうなものです。

でも、中井監督は1回戦、2回戦と勝つ度に、

「中村のことは頼りにしてない」と言い、

大会記録を塗り替えても「まだ褒めません」と全然そっけない感じ。

采配があたっても「ぜんぶ勘でまぐれなんで」「まぐれが続くといいです」と近所のおじさんが世間話をしているような、本気なのか冗談なのか分からない口調。(ものすごく好きなんですけど!)

 

中村くんは中村くんで、

「仲間がいいところで回してくれると思うんで、期待に応えたいです」

みたいな、謙虚な自信を感じさせるコメントをするわけです。

 

何より、そんなすごいスラッガーなのに、中村くんが「4番」じゃないんですよ。

「3番」なんです。

もちろん、「3番」に置くことで1回から打席が回るので得点のチャンスが広がる、ということもあるんでしょうが、私はここに中井監督の強いメッセージを感じます。

 

つまり、「中村を主役にするな」というメッセージです。

 

中村くんは、SMAPで言えばキムタクなわけですよ。

キムタクを主役にしないために、他4人のメンバーはあそこまで魅力的になったわけです。(※個人的な意見です。)

 

中村くんを主役にしないためには、回りが成長して「すごい奴」になるしかない。

それがスローガンの「一人一役、全員主役」につながるわけです。

 

100人を超える部員に「全員主役になれ」って…めちゃくちゃじゃないですか。

でも、監督が「中村はすごくない」って言い続けて特別扱いしないから、メンバーは中村くんに寄りかかってないんですよね。

 

中井監督は試合中も選手をめちゃくちゃ良く見ていて、頻繁に選手交代をするんです。

そして交代した選手がよく活躍するんです。

 

これを店舗運営に置き換えますと!(ここからが本題!)

 

誰の目からみても「飛び抜けて出来るスタッフ(Aさん)」がいる場合の店長の戦略が

見えてきます。

 

一番ダメなのは、「Aさんはちゃんとやってるのに…見習えよ」とダメ出しの理由にするパターン。回りのメンバーはやる気をなくします。

 

中井監督に学ぶ場合、

「Aさんの周りのメンバーを伸ばし、かつ、Aさんがいちばん活躍できる環境を整える」

とするべきですね。

 

Aさんを特別扱いすると、危険もあります。

原理原則の判断が、「Aさんが言ったから○、×」にすり替わってしまうことがあります。

 

ベテランスタッフが「お局化」するのはこれが一因だと私は思っています。

いつの間にか、「コト」から「ヒト」に判断基準が変わってしまう。

でも「ヒト」は必ず間違いますから、それは危険なことなんです。

 

きっと元々の素質が素晴らしいんでしょうが、

中村くんの謙虚さを無くさせなかった中井監督はすごいなぁ、と思います。

(きっと、表では「すごくない」って言いながらも、

試合に使い続けることで信頼を示してきたんだと思います。)

 

ちなみに、中井監督は10年前の夏の決勝でも敗れて準優勝(その年の優勝は佐賀北)、

今回も準優勝ということで、応援していたのにすごく悔しいです!

(長年埼玉で暮らし、広島には縁もゆかりもないくせに、広陵を応援していました^^;

だってこんな魅力的なチーム、なかなか無いですもの!)

 

でも、準優勝も素晴らしいことですよね。

 

中井監督、広陵高校のみなさん、本当にお疲れ様でした!

感動をありがとうございます。  

 

残業してますか?

こんばんは。みか月屋です。

 

皆さま、残業してますか?

(いきなり!)

 

むしろ8時間働いてからが本番、みたいな?

(辛い・・・)

 

私、かつてはそんな働き方をしていました。

 

しかし、今。

ほぼ残業しておりません。

周りにはけっこう残業しまくって休日出勤しまくってる人も

いますが、10時出社、19時退社が基本です。

 

なぜ変われたか?

いくつか理由がありますが、3つご紹介します。

 

1.戦略決め、タスクの洗い出し、スケジューリングを徹底的にやる

2.仕事上でかかわる人にそれを伝える

3.大事なことからやる

 

1は、「どうやって利益残すか」を考えるということ。

これだとちょっと大きすぎるので、本部の方針とか、過去の数値実績とか、

いろいろ考えて「これくらい売ろう」「経費はこれくらいで」と「決める」。

 

それを実現するうえで、いつ、だれが、何をすべきか。

進めるとどんな問題が起きるか、問題を防ぐために何を準備しておくか、

かかる作業量、必要な人員、仕入れる在庫・・・。

 

商売のことなら少なくとも1か月先、出来れば四半期・半期・・・

(これは業態による)

人のことなら少なくとも半期先、できれば1年先までスケジューリングする。

(これは稼働計画と育成計画の両面から。

人を採用するのか、人を育てるのか、みたいな違い)

 

2.で、決めたらそれを人に言う。

店舗の戦略は上司に相談してみる。

「こう考えているのですがどうでしょうか?アドバイスいただけませんか?」と。

(ちなみにこのセリフ、めちゃくちゃやる気ある店長のセリフじゃないですか?

 こんなふうに言ってみたくない?)

 

運よくアドバイスがもらえたら(まともな上司なら喜んでアドバイスくれるはず)、

ブラッシュアップして、スタッフに伝える。

「うちの店はこれで勝つ!」みたいな。

 

3.で、大事なことからやる。

もう、これね。

20代の新人店長さんはあまり感じないかもしれませんが、

30代になると、午前中は、まあ使える。(自分の脳みそが)

お昼食べて午後になると、若干あやしい。

日が暮れたら、もう使い物になりません。

人間の身体はそのようにできています。(きっぱり)

 

22時すぎないとやる気が出ないとか言ってるそこのあなた、

それはまやかしです。

時間は限られています。

マンガ喫茶行ったら、いちばん読みたいマンガから読みますよね?

それと同じです。

一番大事な仕事からやらないと、時間ってなくなっちゃうんですよ。

 

あと、大事な仕事からやると、そうでもない仕事が多少残っても、

「ま、いっか」と帰れます。

 

『7つの習慣』にも書かれている有名な話ですが、

「大きな石からコップに入れる」ということですね。

 

※『7つの習慣』を読んでいない社会人なんていないと思っていますが、

もし読んでいない方がいたら、次の休日にbookoffに行ってゲットしましょう。

(大大大ベストセラーですから、きっとどこのbookoffにもある、はず・・・)

買ったその足でスタバにでも陣取って、さっさと読みましょう。

ほんと、知ると知らないとでは人生変わりますよ。

 

 

ちなみに、「大事な仕事」に手が出ないという方は、工程が分解が出来ていないのと、

ゴールが描けていないのではないでしょうか。

その場合は、マニュアルを読む、分かる人に聞く、出来る人のマネをする、

手順を書き出す・・・などやってみましょう。

(あえて残業するなら、こういうことをやればいいんです。

「これやっとけば来月は楽になる」ということなら、残業という「投資」をする

価値はあるかと。)

 

「やれる仕事」からやっていたら、いつまで経っても帰れません!

いいですか、「大事な仕事」からですよ~!

 

 

上記3つを実行しますと、こんな状態になります。

「前始末が出来ている」(後始末の仕事が減る)

「上司・部下とコンセンサスが握れている」(無駄な仕事が発生しにくい)

「成果につながる仕事に資源を集中させている」(成果が出やすい←そのまま)

 

成果が出れば、長時間労働しようなんて思わないんですよ。

成果が出ないから、後ろめたくて、ごまかすように、償うように

残業するんです。(かつての自分がね・・・。痛い・・・。)

 

せっかくの人生ですから。

仕事ももちろん大事ですが、

仕事だけが人生じゃないですよね。

 

残業がなかったら、何したいですか?

将来の夢を実現するために、自分を磨く時間。

自分をいたわり、心身を休めて明日への活力を養う時間。

大切な人と過ごす、楽しくてかけがえのない時間。

 

いろいろな選択肢が見えてくるのではないでしょうか。

心を動かす

こんばんは。みか月屋です。

 

今日はめずらしく連続更新でございます。

 

今日、CS研修を受けたんです。

話の内容は、まぁ新入社員研修とかでも

聞けるような、基本的なお話でした。

自分自身も同じような研修を

やったこともある内容でした。

 

振り返っても、「初めて聞いた話」というのは無かったんです。

 

でも、泣いてしまいました。

 

もうね、講師の先生の心根が、

素晴らしかったんです。

 

話し方が上手い、話の構成が上手い、当たり前。

(今朝書いたプレゼンのポイントも完璧)

 

何が違うんだろうな〜とずっと考えて

いたんですが、やっぱり「体現して伝える」

というところに心を動かされたんだな、と

思います。

 

信頼関係のポイントは「味方」になること、

というお話があったんですが、

まさに、私たちの味方になりながら

講義をして下さったなぁ、と。

 

言うべきことはきっちり言うんですよ。

でも、それは「これは身につけておいたほうが良いよ」

というスタンスで、すっと入ってくるんです。

 

上辺で語っても響かないな、

人に何かを伝えるときって、自分の

全部が伝わるんだな、と改めて

実感。

 

人間、日々成長、日々精進が大切

ですね。

 

そんなこんなで、分かってるつもり

のことでも、

学びに行くことで新たな気づきが

必ずある、ということを

実感した1日でした。

 

どんどん学びに行きましょう!

 

 

伝える力

おはようございます、みか月屋です。

初めてスマホで更新してみます。

見え方がおかしかったらスミマセン。

 

さて。

店長の皆さまは、「伝える」ことが

仕事の中で大きなウェイトを占めている

のではないかと思います。

 

伝えるためには、2つの力が必要だと

考えています。

 

ひとつは、伝える「中身」をまとめる力、

もうひとつは、それを言葉で発する力です。

 

これらは密接に絡み合っていて、

中身に自信があれば説得力のある話し方が出来るし、

本心とは異なる中身であれば

熱に欠ける話し方となるでしょう。

 

しかし、今日はそれらをさて置いて、純粋な「プレゼン力」に注目してみます。

 

今まで全く話し方のトレーニングを受けたことがない方は、

たった2つのことを意識するだけで、

劇的にプレゼンが上手になります。

 

ひとつは、言葉と言葉の間の、「え〜」という言葉を発しないこと。

 

試しに、誰かのプレゼンや朝礼を

聞いてみてください。

意識し始めると、とても気になるはずです。

 

 

沈黙を怖がらないでください。

むしろ、適切な間は、

聴き手を話に引き込む、集中させる

効果が期待できます。

 

講演でお金を取れるような方は、ほとんど「え〜」がないはず。

むしろ、間を効果的に使っていることに気づくはずです。

 

二つ目は、身振り手振りは効果を狙って行うこと。

大事なことは3つあります、というときに指で3と示す。

「ここが大事なところです」で手を上に上げて大きな動きをする、など。

 

そして、これが大事なところですが、

効果的でないときの手は動かさない!ことです。

 

「え〜」という意味のない言葉、

意味のない動きは、

聴き手にとって話に集中することを妨げるものです。

 

プレゼンの勉強をすると、ディストラクション(distraction)

という言葉で説明されます。

 

 

いすれにせよ、人前で話すことが苦手、という方は多いと思います。

(私も未だに苦手です〜^ ^;)

 

ただ、目的を達成するための手段のひとつと考えれば、話し方のスキルを磨くという選択はとても有効だと思います。

 

なぜかというと、ひとつはよく使うスキルだから。

もうひとつは、磨いている人が少ないスキルだから(!)

 

人前で話す機会が多い人ほど磨くべき力なのに、

「慣れ」にあぐらをかいて、

下手なままの人が多いのではないかと思います。

 

取っ掛かりとしては、魚住りえさんの

『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書 』をオススメします。

 

さらに、本で勉強するのも良いですが、ここは1日研修など、自腹ででも参加してみることをオススメします。

(ネットで調べたらたくさん出てきます。)

 

春はスタートダッシュの季節。

何か引っかかるところがあった方は、

ぜひチャレンジしてみてください!

 

ストレス一日決算主義

こんばんは。

 

今日はストレスのお話。

(決して今自分がストレスを感じているから

この話をするわけではないです!)

 

新人店長になりたての頃、「新人店長研修」でストレスとの

付き合い方を習いました。

(こう書くとブラックだな・・・)

 

曰く、ストレスというものは、丸いボール(=自分の心)に

圧力がかかっている状態であり、

適度なストレスは成長につながるが、

過度なストレスは心が壊れてしまうので、

その日のうちにストレスを取り除きましょう、というものでした。

 

ポイントは、「ストレスを忘れるくらい夢中になれる動作・行動」

をするということですね。

 

私は新人店長当時、車通勤だったので、次の日が休みの日の帰りは、

よくガンガンに音楽をかけてドライブをしていました。

(高速に乗って行けるところまで行って、眠くなったら仮眠して、

ふらっと降りて温泉入ったり・・・自由だー!)

 

マッサージに行くとか、ヒトカラで熱唱するとか、映画観るとか、

めちゃくちゃ凝った料理を作るとか、絵を描くとか、

マンガ喫茶に行ってMAJOR全巻読むとか、

走るとか、散歩するとか、ひたすらぐーたらして眠くなったらすぐ寝るとか。

とりあえず一人ですぐ出来る何かは複数用意しておいたほうがよいです。

だっていつストレスを感じるか分からないから・・・(笑)

 

※ちなみに最近のオススメは

「YouTube大阪桐蔭の応援動画を観る」です。

(ウィリアムテルがね・・・もう応援のレベルを超えてるんですよ・・・!

 恋もね・・・編曲がいちいちセンスが良くてもう・・・!)

 

大勢でやれる趣味とかイベントがあるとそれも良いですね。

スポッチャに行くとか、焼肉大会やるとか、大人の日帰り遠足やるとか。

 

まあ、何もかも嫌になったときは大体睡眠不足ですから、

ひたすら寝るか、家で眠れないときはマッサージに行って寝るか、

むちゃくちゃに身体を動かして寝るほうが良いです。

多少無理しても休みをちゃんと取って、寝たほうがいいです。

人間寝ないとだめですよ!

(繁忙期にゴハン食べながら寝てしまったことがあって、

睡眠欲は食欲に勝るんだなって実感したことがあります。)

 

というわけで、本日はここまで。

おやすみなさ~い^^

本を読もう!

みなさん、本読んでますか?

 

店長は、基本的に上司がいません。   

(いや、厳密にはちゃんといるんですけど、

日常的に、自分の行動を戒めてくれる存在、

手取り足取り教えてくれる存在っていないですよね。)

 

だから、店長は「自律」と「自習」が必要です。

 

少なくとも週に1冊は本を読みましょう。

問題意識を持って、本屋さんに行きましょう。

 

リーダーシップに不安があるならリーダーシップの本を、

サービスに不安があるならサービスの本を、

部下育成の力を身につけたいなら部下育成の本を。

 

今のみなさんの悩みは、過去に絶対に絶対に誰かが同じ悩みを

抱えて、解決しています。

その誰かを見つけにいくつもりで、本屋さんに行けばいい。

誰かが苦労の末に達成した解決方法を、わずか数千円で

知ることが出来る。

本って本当に安いと思います。

 

 

 

その1

 

スターバックス再生物語 つながりを育む経営

スターバックス再生物語 つながりを育む経営

 

 

スターバックス再生物語』つながりを育む経営

ハワード・シュルツ

これは、一言で言うと、ブランドを叩き直した物語、です。

ブランドの本質を洗い直し、

ピカピカにしたところに旗を刺し、

旗を目指して、持てる資源をすべてつぎ込んでたどり着いた人たちの物語です。

大事なものは磨き続けるしかないんだな、ということを

しみじみと感じます。

磨き続けなければあっという間に曇ります。錆びます。

でも、磨くのって楽しいよね。

そんなことを教えてくれる本。

 

その2

 

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

 

 

『ロジカル・シンキング』

論理的な思考と構成のスキル

照屋華子、岡田恵子 著

 

「MECE」を知らない店長は今すぐ読みなさい。

「で、結論は?」と言われたことがある店長は今すぐ読みなさい。

「店長話長いけど結局何言ってるか分からない」と言われたことがある

店長は以下同文。

 

定価2,200円ですが、22,000円だったとしても買うべき本。

番外編として

 

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

 

 もう少しとっつきやすいものがいい、という方には

まずこちらとか、

 

自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND

自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND

 

 こちらがおすすめ。

さくさく読めます。

 

 

その3

 

完全無欠のマネジャーマニュアル

完全無欠のマネジャーマニュアル

 

 

『完全無欠のマネージャーマニュアル』

ブライアン・トレーシー 著

和田裕美 監訳

 

店長で、今何かしらで悩んでいてこの本を読んでない人は、

今すぐ書店に走るかアマゾンでポチって下さい。

 

読んだときの感想は、例えるなら

「視力0.1だったけどメガネかけたら1.0になって

視界がめちゃくちゃクリアになったよ!」

という感じです。

 

とにかく読め。

(冒頭の和田さんの文章がまた読む気にさせてくれるんですよ。) 

深刻さは敵を作り、謙虚さは味方を作る

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先日、店長時代の資料を整理しておりました。

 

資料と言っても、雑多なメモ書きばかりなのですが、いろいろと懐かしいものが出てきました。

 

例えば、本社勤務をしていたときに、先輩から時間の使い方についてボロクソに怒られてから毎日つけていたタイムスケジュール表。

前日終業前に翌日の計画立てる⇒実績つけながら仕事して分析⇒翌日の計画、の繰り返し。

タスクを書き出す⇒重要な仕事から優先して時間をとる、とか緊急でなく重要な仕事(7つの習慣で言われる「第二領域」)の割合を増やす、とか、この頃に身につけました。

(おかげで今の職場では誰より先に帰れるようになりました(笑))

 

そんな中、きらりと光る、タイトルの言葉。

 

 

深刻さは敵を作り、謙虚さは味方を作る。

 

 

日付を見ると、もう10年も前のメモなのですが、良い言葉じゃないですか?誰かの言葉の引用かなー。ちょっとそこまでは書いてませんでした。

 

店長って、真剣に店舗運営のことを考えれば考えるほど、「出来ていないこと」が見えてきてイライラしてしまうものだと思うんですよ。

 

「私はこんなに真剣に考えているのに、なぜスタッフは分かってくれないんだろう?」

「いまの売上じゃ本当にまずいのに、危機感を持ってくれない」・・・こう思った時点で、スタッフが敵に見えてしまう。

悩めば悩むほど、イライラしてもどかしくて、「他者」を変えようとしてしまう・・・。

 

でも、「他人と過去は変えられない」のです。

変えられるのは、「自分と未来」。

 

謙虚に、現実を受け止める。

謙虚に、素直に、「こうしたい」「こうしてほしい」を相手に伝える。

そうして味方を増やしていくことでしか、店長は仕事ができません。

(だって一人じゃ営業できないですよね?ランチも抜き、トイレにも行けず笑顔で接客できないですよね~?)

 

謙虚さは、学ぶ姿勢にもつながります。

現状を打開するために、何が必要か?

謙虚に現実を受け止めれば、「どうやって解決しよう?」という思考になるはず。

今の自分に武器が足りなければ、身に付けるしかありません。

 

謙虚に現実を受け止め、謙虚に学ぶ人。

こんな人が周りにいたら、味方になってあげたくなっちゃいますよね。

 

ぜひ、深刻さではなく謙虚さで、目の前の壁に立ち向かってくださいませ。

こだわりを持つ

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今日はあいにくの雨模様ということで、自宅でまったりと

高校野球を観ております。

 

私、実は高校時代は野球部のマネージャーをしてまして、

今でも気合いを入れて観るときはスコアつけてしまうくらいの

野球好きです。

 

今ちょうど福井工大福井健大高崎戦をやっています。

健大高崎といえば、「機動破壊」というキャッチフレーズで、

足を使った野球をするチームということで

すっかりおなじみになりました。

 

ランナーが出たときのリードの取り方が大きいとか、

積極的に盗塁するとか、

「走塁」にこだわってやることを決めているのだな~ということが

試合からビシバシ伝わってきます。

 

それは、ユニフォームを隠して試合をしても、どちらがどちらのチームか

はっきり分かるくらいの違いです。

これって結構すごくないですか?

 

店長の皆さま、

特にチェーンストアの店長をされている皆さま、

看板を隠したときに、なおお客様に伝わるこだわり、ありますか?

 

もしくは、社内で「○○店長といえば☆☆」といったこだわりを持っていますか?

 

何でもいいんです。

自分がやりたいと思うことで。

ただし、必ず勝算があることを選んで。

 

サービスにこだわる、売場にこだわる、品ぞろえにこだわる・・・

なにかにこだわることで、

「何十店舗の中の一店舗」から、「☆☆にこだわっている○○店」と

認識をしてもらえる。

 

使い古された言葉でいえば「差別化」ってやつです。

 

差別化がうまくいくと何が起きるか。

 

お客様に「特別」と認識されるので、客数が増えるでしょう。

集客ができるので、今までより楽に売上を作れるようになるでしょう。

さらに、スタッフがお店に誇りを持つようになるでしょう。

 

「うちは○○のチーム!」

「うちは○○の店!」

「私といえば○○」

 

こだわり、私も大切にしていきたいです。

 

(これを書いている間に健大高崎が9回裏2アウトで

ものすごいダブルスチールを決めて土壇場で同点にしました。

延長・・・ドキドキ。)

 

井村雅代監督の「人の育て方」

皆さま、こんにちは。

 

少し前のことになってしまいますが・・・

リオデジャネイロオリンピック、ご覧になりましたか?

私は夢中で観戦しました。

朝3時起きが身についてしまい、オリンピック終了後も朝の時間を楽しんで過ごせるようになるという副産物も。

 

NHKで井村監督のインタビューを放送していました。

 

「人を叱る極意は何ですか?」という質問に対し、このようなことをおっしゃっていました。

 

①×(だめなこと)をその場で言う

②×を○にする方法を教える

③(選手ができるようになったら)○になったことを言う

 

店長の皆さま、聞きましたか?この簡潔なお答え。

これが極意であり、基本だな、と激しく同意します。

 

さらに、当たり前ですが「オリンピックでメダルを獲る」という

明確な目標が、選手との間に共通認識としてあったこと。

 

成果を残す人、結果を出す人というのは基本的には厳しい人なんだな、と

改めて思います。

信頼関係を築いたうえでの厳しさ。

 

これってすごーーく難しいことですよね。

表面的には「言うことを聞いてくれる」スタッフが、

本心から信頼してくれて納得してくれたうえで行動しているのか、

「店長が見てるところだけ」の行動なのか。

 

私も今でも100%の信頼関係って難しいと思うのですが・・・

「店長」と「スタッフ」ではなくなった後に、慕ってもらえるか、

ってひとつの指標なのかなーと思います。

 

5年後、10年後、「あのころは●●だったね~(笑)」と

笑い合える関係かどうか。 

仕事での人間関係がなくなっても、一緒にゴハン食べましょー、と言える

関係かどうか。

異動しても、飲み会やるから店長も来てくださいよ!と言われるかどうか。

 

一言でまとめると、「人として好いてもらえたか」「この人のためなら頑張ろう」って

思って貰えたかどうか。

 

だから、「上司から言われたことをただ繰り返すだけの伝言マシンマン」とか、

「上から押さえつけて無理やりやらせようマン」とか、

「表面的には部下を持ち上げつつ自分に都合のいい(楽できる)環境つくるマン」とかは

見抜かれて、そういう関係にはならないです。

 

スタッフは馬鹿じゃない。

この人、本気だなっていう店長を見抜きます。

そして、本気は伝染します。

(同時に、怠惰も伝染するんですけどね~・・・。)

 

だから人を育てる人は、まず何よりも人を育てることにおいて真剣でなければならない。

次に、その分野において一流の知識と判断基準を持たなければならない。

指導にあたるのはそれから、ということになります。

 

店長として、「人を育てることが店を存続・発展させる唯一の道」と思えるか。

店長として、「売上を上げるための方法」「顧客満足を実現するための方法」を

分かりやすく、体系的に、人に伝えられるか。

扱う商品について理解しているか。

 

人を育てるには、まず自分から、ということです。

そして井村監督は、おそらく選手に対してよりも自分自身に対して厳しいのでしょう。

だから、選手自身が「死ぬんじゃないかと思う」くらいの練習をしても、

選手がついていく。

そういうことなんじゃないかと思います。

お客様の作法

店長の皆さま、こんばんは。

GW商戦お疲れ様です。

 

今日は、店長としてではなく、敢えてお客様として、のお話。

 

突然ですが、サービス業に従事する労働者が増えたことでクレームが圧倒的に増えたと思っています。

良くも悪くも「お客様」を意識した仕事をしましょう、という風潮になっていて、「お客様」相手の仕事をしている方が増えました。

 

お客様からお叱りのことばをいただく際に、ものすごくよく言われた言葉があります。

 

「サービス業として、⚪︎⚪︎はあり得ないですよね!?」(⚪︎⚪︎には、説明が要領を得ないとか対応が遅いとか自分より後に来た客に対応したとかが入る)

 

この言葉の裏には、「私が仕事でこんな対応したら、(お客様や上司に)めちゃくちゃ怒られるんですけど!?」みたいな、ある種逆ギレのような、八つ当たりのような気持ちが、少なからずあるのではないかと思うのです。

 

普段上司から注意されていることと同じ言葉を、お客様の立場で、誰かにぶつけていませんか?

 

その言葉は、心から自分の言葉ですか?

実はそうでもないのに、思い込んでいるだけだったりしませんか?

 

「自分が仕事でしているサービスと同等のサービスを受けることが当然」と思っていませんか?

 

お客様には、「店が気に入らないから利用しない」権利はあっても、「店のオペレーションを変えたり、判断基準を変える権利はない。当たり前だけど人事権もない」のです。

 

あたかも上司であるかのようにお店を利用し、指導するようにクレームを言う…。

 

それは、とても怖いことだと思うのです。

 

「皆が言うからそうなんでしょ」という美人投票のような、業界全体で、自分で自分の首を絞めているような感じ。

 

お金を間違えた、欲しいものと違ったというような、不利益を被った場合は、冷静に要求すればいい。

 

でも、気分を害されたというような曖昧なことが理由の場合、さっと流して忘れるのが吉、なのかなと思います。

 

鬼の首を獲ったように、Twitterで晒したりなんてみっともなくて品がない。却って人格を疑われるのではないでしょうか。

 

(実は、たまたま、そういうつぶやきを見てしまいました。それでこの文を書こうと思いました。)

 

書きながら思い出しましたが、店長時代、売場でクレームを言われて、その場で菓子折りを要求されたことがあります。

 

たいへんお綺麗な女性で、身なりも言葉遣いもきちんとされている方でした。おそらく真面目にお仕事に取り組んでいらっしゃる方でしょう。

 

その場でご用意できなかったので、「これでクレーム解決できなかったことがない」と(私の中で)評判のゴ⚪︎ィバのクッキー詰め合わせを後日送付したところ、「納得しました」とお言葉を頂きましたが…

 

すっごく変な話だと思いませんか!?

 

菓子折りというのは、店側がお詫びの品としてお渡しするものであって、お客様が要求するものではないです。

 

この女性は別に数千円の菓子折りが欲しかったわけではないと思うのです。

 

自分の仕事上の判断基準に従って、「こうでなければならない」から、当たり前のように要求した…のではないかと思うのです。

 

店側としては、菓子折りひとつで済むなら安いもの、ついでにもう二度と来ないでくれたらありがたい、くらいのものでしたが、逆にお客様の立場に立つと、悪寒が走ります。

 

それは、「自分以外の価値観や判断を理解できない病」に侵されているということだから。

 

店長の皆様におかれましては、自分がお客様の立場に立ったとき、店長や上司の立場で利用していないかどうか、裸の王様になっていないかどうか、セルフチェックされることをお勧めいたします。自戒を込めて。